約 568,697 件
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/47.html
「♪♪〜」 妖精の翅を持った少女が一人、山脈を背にした草原の多い丘陵地帯を飛行していた。 今、どこにいるのかというとマップで言うA-6。向かってA-7に存在する「キャッスル」を目指している。 少女は見た目にして十代半ば。服装は現代的ではなく、ファンタジーRPG的な武装を兼ねたものである。 耳は妖精らしく尖っており、頭にはトレードマークである2本の黄色のラインが入った赤のバンダナが巻かれ、 臀部にまで届く長い黒髪が特徴的であった。 名前は“ユウキ”。もちろん、特筆される様に聖杯戦争の参加者である。 ユウキの今の身体はリアルで出来たものではなく、電脳空間上に形成されたアバターだ。 彼女は「ALfheim Online(略称ALO)」というVRMMORPGから来ており、(一部を除き)踏襲されているシステムによって飛行している。 なお、本名「紺野木綿季」という15歳の少女だが、聖杯戦争では登録されているこちらの方が主になっている。 「オイオイ、勘弁してくれよ……。なんだってこんなところまで行かなきゃならねぇんだ。 ポツンと一軒家ってのはな、テレビだからドラマがあるんだよ。 実際に目指したら案外大したことないもんばっかだからね、本当!」 地上では現状をぼやいている男性が、自前のスクーターで舗装されていない道をガタガタと駆けている。 男性は銀髪の天然パーマと死んだ魚の様な目が特徴的な青年だった。 服は片方だけ肩出しで中のジャージが見える着流しと、どこをどう取っても遊び人としか見えない男だが、 これでもれっきとした英雄。聖杯を通じ、ユウキの意志に応じて召喚されたサーヴァントなのである。 真名は、坂田銀時。今回ではセイバーのクラスで召喚されている。 「ねぇー銀さーん!もっと速く動けないのー?」 「うるせェェェ!こっちはこれでも精一杯なんだよ!!テメェこそさっさと戻りやがれってんだ!」 「戻るのはせめてキャッスルを見てからねー!」 ユウキが大声で伝える「速く着いてこい」という発言に銀時もイラつくが、どこ吹く風と翻して飛び続ける。 キャッスルは妙に辺鄙な位置にあり、道も舗装されていないため、交通も不便なことこの上ない。 銀時には愛車のスクーターを所有しているが、至って普通の原付であり、結構走りにくいものであった。 これだけ辺境にある場所からなのかわからないが、キャッスルの目撃者はさほど多くはない。 ネットで調べ、知り合いにも聴いたが、口コミはあまり挙がってこない。それどころか誰も行こうとはしないのだ。 なればと、逆に「何かあるのではないか」と無性に気になってしまうのが、人の探求心や好奇心というもの。 一介のネットゲーマーであるユウキもまた多少の興味を示していた。 対して、銀時はキャッスルに行くことに全くと言っていいほど乗り気ではない。 探求心や好奇心というものは持ち合わせていない彼にとって、行くのが面倒臭いというのもある。 彼も生前にハマったRPGの知識から「ダンジョンか何かだろう」という認識はあるが、 古い建造物をわざわざ直視する事にそこまで興味が湧かない。 それにあまりに辺鄙で大して行く目的がない中でやっていることなため、彼なりにもしんどいわけだった。 ☆ ☆ ☆ 「あっ、あれかな?本当に大きな城だね。」 「……オイオイ、随分なダンジョンじゃねぇかコイツは。こりゃあ、あれだな。レヌール城よりあるぞ。」 城がよく見えるぐらい高めの丘でユウキは目的の城を発見すると、地上まで降下して観察し、 遅れて着いた銀時はゲームの知識に照らし合わせてその城を表現した。 情報通り、中世期に建てられたであろう大きな古城がそこにあった。 遠巻きなので全容が見えず、要塞としての機能を持つのかまではわからないが、 それだけでも何かのダンジョンになりそうな気配は見て取れた。 この仮想世界のことはわからないが、辺鄙な土地に理由もなしに建つものだろうか。 仮にそうであったとしても、魔獣の巣堀になるか、あるいは陣営が籠城するための拠点になると考えられる。 「うーん。確かにレヌール城みたいに何か出てきそうだよね。ほら、幽霊とかさ。」 「バカヤローテメェ、幽霊なんているわけねぇだろ。俺は信じねぇからな、そういう非科学的な存在。」 「いや、それを言ったらボク達だって幽霊で非科学的な存在になるよね?」 ユウキは幽霊の存在性も考慮しているが、幽霊が怖い銀時は否定している。 なお、ユウキはもまた命を落とした後、この世に集められた身であり、故に幽霊と指している。 「ともかく、見たならもう帰るぞ。薬草もなしにダンジョンに挑むのは無謀だからな。」 「うん、そうだね。最序盤に行く様なところじゃ無さそうだもんね。」 銀時は後頭部を掻きながら切り出すと、ユウキも退くことを判断した。 城内や周辺の環境まで気になるが、そこまでやってしまうと退き際がなくなる。 それに準備もさほど万全というわけでもなく、最初から挑むつもりはなかった。 具体的な位置と経路を記録しておき、「何かはありそうな所」という認識のまま探索を引き上げていった。 ☆ ☆ ☆ 「あ〜、終わった終わった」 ユウキ達は再開した仕事に区切りを付けると、麓の再開発地区で休んでいた。 この世界で与えられている役割は「ハンター」である。 ハンターとは、主に魔獣を狩猟するなどの行為で稼ぎを得る職業のことだ。 この一見平和そうな世界にも「獣」というのがいる様で、多くは都市外に生息している。 ユウキ達がA地区にいたのは、実は狩猟目的であり、探索は「ついで」であった。 「ALO」の武装をそのまま所持しているユウキにとってハンターの職は都合が良く、 倒した魔獣もユウキのアイテムストレージに格納できるため、行動にはこと困らなかった。 それに防衛隊や他のハンターからも情報収集が行える分、得られるものもそこそこあったわけだ。 「銀さ〜ん。帰りはスクーターで乗っけってくれないかな?」 「ふざけんなコノヤロー。山に居た時は散々遅い遅いだの言ってくれた癖によぉ。 市街地に入ったらすぐ手のひら返しやがって。飛べ。飛んで帰れ。」 「え〜、飛んだら目立つじゃん。それに今はボクがマスターなんだけど〜。」 「都合のいい時だけマスターぶるんじゃねぇよ。令呪を見せるな、令呪を。」 銀時はチューブ型の氷菓を吸いつつ、ユウキのお願い事を突き放すが、 ユウキとしてはその反応が不服で、手の甲にある令呪を見せつける。 尤も本当に使うつもりはなかったが。 「結構、慣れてきたよね〜この世界の暮らしにも。」 「まぁ、そうだな。最初に比べりゃあ慣れてきたもんだろうな。 強いて言うならパチンコとかギャンブルがやりてぇところだけどよ。」 「それ没頭したら聖杯戦争どころじゃなくなるから止めてよね。本当。」 銀時は生前の癖かパチンコを求めたが、逸脱しかねないだろうとユウキは察し、 止めることにした。 「……ねぇ、銀さん。一応、聴くけども聖杯戦争のこと忘れてないよね?」 「バカヤロー。忘れてないわけねぇだろ。」 「そうだよね……って、ん?」 念のために聴いたユウキだが、返答が聞き間違いなのか、ボケているのか判断が付かず、ツッコミ損ねてしまう。 「冗談だよ。忘れているわけねぇだろ。 せっかくお前の「助けてくださいお願いします」って声に応じて、わざわざ来てやったんだろうが。」 「いや、言ってないけどね。なんか適当にやったら銀さんが来ただけなんだけど。」 「何言ってやがる。実際そうかもしれないけども、シャドウを倒せたのは俺の手だからね。」 捏造にユウキはツッコミを入れるが、銀時はなおも自分の働きを主張する。 どうやってそうなったかはわからないが、ユウキは気が付くと例の空間にいた。 そのまま流れでシャドウなる敵と戦い、よくわからない間に銀時が召喚され、 そして聖杯戦争に参加する形となったのがこの主従の経緯だ。 「しっかし、これが参加権になるなんて思いもよらなかったな……。」 そういうと、ユウキは星晶石なる物体をアイテムストレージから取り出し、 感慨深げに星晶石を見る。 これは「ALO」内で運営さえも確認できなかった幻のアイテムショップ「美沙里」で貰ったものであるが、 それが招待状であったらしく、導かれる様にユウキは聖杯戦争に来たらしい。 実際の所、ユウキは命を落としてよりここに来ている。 ユウキこと「紺野木綿季」の肉体は病に侵されており、日に日に衰弱していた。 記憶上にすれば数日も前、肉体はピークに達し、 多くの人に看取られ、好きな人の腕の中で眠る形で生涯を終えたのであった。 「……さて、そろそろ行こっか。」 「おう。」 休憩を終えると、支給された生活拠点に向かう一同。 銀時はユウキを見ると、後頭部を掻きながら「しょうがねぇな」と言わんばかりに座席の後座席を目の前に寄せた。 素直ではないが、「乗れよ」と言っている様であった。 ユウキは言葉にはしなかったが、嬉々して乗り込んだ。 「……ユウキ、お前。生き返りたいとは思わねぇのか。」 「えっ?」 「だから、なんだ……。聖杯の力があれば生き返ることだって出来るだろ。 それを使えばやり直せるんじゃねぇのか。もう一度よ。」 原付に乗られながら銀時は自身のマスターに問う。 ユウキからは背中しか見えないが、真剣な顔をしているものだとわかる。 銀時もユウキが亡くなってからここに来たことは前から知っている。 そして、銀時とてサーヴァント。聖杯がどういうものかというのもわかっている。 今回の聖杯は訳が違うものだが、人として蘇生も可能であることをわかっての質問であった。 「……ない、かなぁ。誰かを犠牲にしてまで叶えようとするのって、何か間違っていると思うしね。 ボクだってそれほど現実は受け入れていないわけじゃないし……満足もしているから。」 ユウキは自分なりの意見を答える。蘇生に対しては特に希望を持っていない。 現実は受け入れているし、過ごした僅かな余生の思い出や最後の死に際には満足はしている。 生きていたいと思わないのかというと嘘になるが、他人や願望を踏み台にするほどユウキも 自分本位な人間ではなく、それならいっそこのままでよいと思っているのだ。 「それにね。今だって、スゴくうれしいと思っているんだ。 だって、死んだら消えていくものだと思っていたからさ。 それが、もう一度だけ生きていられる。なら、それ以上に願うことないかな。」 ユウキとしては現状でも満足していた。 死んで消えていくと思っていたのだが、それが何の因果か、 二度目の生が得られ、今もこうして楽しんでいられる。 生前とは違い、機械や薬を無駄遣いすることも、周りの人達を困らせることもない。 聖杯を勝ち取らない以上は長くは持たない命だが、 それでも十分じゃないかと心の中で割り切っていた。 望むほど深い欲望もなかったからだ。 「……そうかよ。」 「どうしたの急に?シリアスムードとか銀さんらしくないよ?」 「んだとテメー。銀さんだってね、たまにはシリアスもやるもんなんだからね! 長篇とか基本涙腺崩壊ものだからね!」 銀時の謎の主張にユウキは笑い、主従はいつもの調子に戻っていく。 原付から受ける街の風に、ユウキはどこか生きている様な心地の良さを感じさせた。 【クラス】 セイバー 【真名】 坂田銀時@銀魂 【出典】 銀魂 【性別】 男性 【パラメーター】 筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具B 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 対魔力:E 魔術に対する守り。 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、野獣ランクの獣は乗りこなせない。 原付ならお手の物だという。 【保有スキル】 カリスマ:D+ 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 特に悪人には惹かれやすい様で、刑務所の帝王になることもあった。 腐り眼の投石:A 人や集団の魂を突き動かす言葉と身振り。またの名を、空知節。 煽動の様に政治家が民衆を導くものではなく、己の筋を説き、煽り放った言動で各々を改めさせるものである。 特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失ってから二日間現界可能。 万事屋やかぶき町の連中から離れて行動する機会も多かったため、このスキルを所有している。 【宝具】 『滅びぬ士道に流れ往く魂ノ宴(バクチ・ダンサー)』 ランク:B+ 種別:対己宝具 レンジ:- 最大補足:1人 身命を賭してでも守り抜く「魂」の象徴。 一度、守りきると決めたことはなにがを何でも守り通すというセイバーの在り方が宝具となったもの。 他者もしくは他者との間に結んだ約束を守る時にセイバーは覚醒し、耐久・幸運の上昇といった戦闘に対するプラス補正が働く。 またこの時、Aランクに相当する「勇猛」・「不屈の意志」・「戦闘続行」、Bランクに相当する「直感」などに相当する効果が発動される。 『曇天晴らす快光の魂刀(ライト・インフェクション)』 ランク:C++ 種別:対城宝具 レンジ:1〜80 最大補足:700人 かつて仲の違えていた結野衆と巳厘野衆が一つとなって闇天丸を倒した時の逸話が元として生まれた宝具。 洞爺湖を媒体として仲間の魂(意志)を結集させ、射線上にある敵を消滅させるほどの銀色の光を放つ。 元となった逸話の影響により、魔性の場合攻撃にプラス補正が加算される。 この宝具はセイバー単体で使用できる宝具ではなく、少なくともマスター・サーヴァント合わせて10人以上の人物を必要としている。 セイバー自身も認めているが、要するに元気玉とかミナデインのそれ。 『亡虚の龍脈刀(アルタナ・マテリア)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 惑星のアルタナが噴出する「穴」の付近で採掘された結晶石が基になって作られた刀。 全体的にSF的な加工が施され、刀身は青白い光の輝きを見せている。 アルタナとはセイバーの世界において大地を巡る惑星の生命エネルギーのこと。 生命体に大きな影響を及ぼすものであり、セイバーの恩師の正体「虚」はこのエネルギーの循環によって不死身となっていた。 しかし、アルタナは星によってエネルギーの質が異なり、性質の相容れなさが故に機能活動を歪めてしまう。 この性質により、「虚」も刀から異星のアルタナを受け、絶命させられるほどの武器となった。 この宝具はその原理と逸話が基となったもの。 異星の生命体である限り、異質のエネルギーの干渉によって性質を歪める力を持つ。 その効果の範囲は「不死身」や「自己再生」といった高次元の肉体性にまで及び、それらを絶命させることが可能な代物である。 【weapon】 「洞爺湖」 基本的に使用される代名詞的な愛刀。 名刀「星砕」と呼ばれる、辺境の星に生える樹齢1万年の金剛樹を材料として作られた木刀。 真剣と張り合い、人体を突き貫くほどの強度を誇る。 「原付スクーター」 「銀」という文字の付いた愛用の原付バイク。 多くの無茶ぶりに付き合ってきたことを感じさせる往年の相棒。 サーヴァント化に当たり、魔力でもガソリンでもどちらでも稼働する。 【人物背景】 「天人」と総称する異星人種の侵略により、文明が切り開かれた江戸時代。 かぶき町でなんでも屋「万事屋銀ちゃん」を営業していた一人の侍。 時には人情から人を助け、時には怠惰な日々を過ごし、時にはギャグで起きた異変をなんやかんで解決するなどの生活を送っていた。 普段は無気力でだらしない人物。 マイペース故に仕事もいい加減で、家賃も給料も碌に出さず、大抵はギャンブルや風俗三昧。 普段の彼は自他も認めるほどの「マダオ(まるでダメなオッサン)」である。 そんな彼であるが、仲間思いかつ情に厚い人物で、仲間を救うため、約束を守るために 時に関係のない事件にさえも関わり、尽力によって救われていることも多い。 自分のことを語るのが下手なひねくれ者であるが、その人柄だけあってか、多くの交友から慕われ、親しまれている。 かつては恩師「吉田松陽」を救うため、攘夷戦争と呼ばれる天人との戦いに奔走し、 中でも「白夜叉」という異名で活躍した伝説的な攘夷志士であった。 しかし、仲間を人質を取られた際にやむを得ず松陽を自らの手で処刑することとなり、 それらの要因が重なって終戦直後に姿を消し、逃亡の末に流れ着いたかぶき町で「万事屋」を開き、定番の形に収まる。 だが、後に国を揺るがす騒動・戦争が起きたことで段々と話は変わっていき、 やがて、元凶である「吉田松陽」の正体「虚」にまで辿り着いていく。 虚を救うべく仲間達と力を尽くし、時に万事屋の看板を下ろすなど紆余曲折ありながらも、 二年間の歳月を経て「万事屋」の坂田銀時として決着をつけた。 「万事屋」としてこれからも生きていくことを示唆させ、話はここで幕を閉じている。 【サーヴァントとしての願い】 サーヴァントとしてマスターを守り通す。 【方針】 適当にサーヴァントをやっていくが、守るためなら全力にやるつもり。 【把握媒体】 原作及びアニメ『銀魂』をご参照ください。 【マスター】 ユウキ@ソードアート・オンライン 【出典】 ソードアート・オンライン 【性別】 女性 【能力・技能】 「闇妖精族(インプ)」 VRMMORPG 「ALfheim Online(アルヴヘイム・オンライン)」、通称「ALO」の中で設定されたアバター。 ALOのアバターが聖杯戦争ではそのまま反映されており、リアルの肉体を超える身体能力やスキル(および魔法)を持つ。 他にも、ALOのシステムが(ログアウト以外)踏襲されており、空中に映し出されたウィンドウを通じての各操作やストレージボックスによるアイテム格納、背中の翅による飛行などを可能としている。 インプは、その中でも暗視・暗中飛行に長けた種族であり、上位闇魔法が唯一使用可能となっている。 「マザーズ・ロザリオ」 自らが編み出した11連撃OSS(オリジナルソードスキル)。 最後の一撃で剣からビームを放つ形となる。 ビームは余波で周囲に爆風が生じたり、貫通するなど強力な威力を持つ。 VRMMORPGでは現状最高の連撃数に達するという。 【weapon】 「マクアフィテル」 黒曜石の刃を持つ極細の片手直剣。 【人物背景】 「ALO」というVRMMORPGのプレイヤー。本名は“紺野木綿季”。 ALOの中でも最上位に匹敵する程の戦闘力を誇り、「絶剣」という名で最強の剣士とも評されていた。 これはメディキュボイドと呼ばれる医療用VRマシンの被験者として、長期間での仮想空間に対するフルダイブの適合から、 豊富な経験と親和性を持ち、高い実力を持つ様になったとされる。 性格は陽気で明るい性格。純粋で着飾らないな人物だが、 人間経験が浅いからか落ち込みやすい面もある。 それでも、ぶつからなければ伝わらないこともあると語るなど前向きに考えている。 実はユウキはAIDS。病名「後天性免疫不全症候群」の感染者であった。 生誕した時から両親・姉共々に感染しており、その影響で両親・姉は既に他界している。 15年間も闘病生活を送ってきたが、免疫力は日に日に低下する一方であり、回復は絶望的な状態にあった。 姉の紺野藍子が立ち上げたギルド「スリーピングナイツ」を解散する記念として 思い出作りにフロアボス攻略に企画したところで 協力者「アスナ」と知り合い、メンバーと共に見事ボス攻略を果たした。 ボス攻略後、親友となったアスナに亡き姉の面影を感じる様になり、身を引くことになったが 事情を知ったアスナから、「可能な限りの望みを叶えたい」と意志を聞き入れ、 「視聴覚双方向通信プローブ」を介して行けなかった学校に通い続け、京都旅行にも行くなど楽しむことができた。 ALOでも統一デュエル・トーナメントといった様々イベントに参加・企画し、余生を満喫していった。 しかし、その後も容態は急変する様に悪化。 最後はALOの世界の中で終えたいという思いに応え、アスナや仲間を含むALO中のプレイヤー達に看取られる形で、その生涯を終えた。 後に紺野木綿季の葬儀には多くのALOプレイヤーが参列し、暖かく見送られたという。 【マスターとしての願い】 願いは特にない。だが、行けるところまで行きたい。 【方針】 本題の聖杯戦争に勝利するつもりはないが、最後まで見届けたいと思う。 生者の命を奪うつもりないが、自分勝手に人に悪影響を与える様な悪人やテロリストを倒すために戦っていく。 ハンターの仕事を行いつつ、情報収集も行っていき、 結べるなら誰かとも同盟を結んでいきたい。 【ロール】 ハンター 【把握媒体】 原作第七巻「ソードアート・オンライン マザーズ・ロザリオ」及びアニメ「ソードアート・オンライン」、 ゲーム「ソードアート・オンライン ロストソング」などをご参照ください。 ゲーム版は某動画サイトにも上がっているかと思います。
https://w.atwiki.jp/suproy3/pages/118.html
ユウキあるチカイ ◆PfOe5YLrtI 会場上空を超高速で飛んでいく、一本の剣。 それはオリジナルセブンが一つ、ダン・オブ・サーズデイ。 崩壊するE-2の館から辛くも脱出したカズマ・アーディガンは、オートパイロットの意思に任せるままに、 地上フィールドを猛烈なスピードで横切っていた。 「ちくしょう、降ろせダン! 降りろっていってんだろ! ええい、マニュアルは――!」 揺れるコックピットの中で、支給品袋の中を漁る。 ……耳障りな電子音が聞こえたのはその時だった。 (!?何だ、この音――!?) 音には聞き覚えがあった。そう、このバトルロワイアルが始まる直前。 ヴィンデル達の前に全員が集められたあの場所で鳴り響いた、死のアラームと同じ音。 耳を澄ませ、首元に手を触れる。電子音の出所は、カズマに嵌められた首輪―― 首輪のランプが点滅し、警告音を発していた。 「何ィィィィィ!?」 絶叫。そして恐怖で全身に震えが走った。 ユーゼス・ゴッツォの仮面が弾け飛ぶ光景が、脳内に再現される。 今、あの無惨な死が自分のすぐ目前まで迫っているのだ。 何故。 何で。何が。 パニックに陥るカズマの耳に、首輪から発せられた新たな音声が届く。 『制限速度をオーバーしております。直ちにスピードを落とさないと、首輪が爆発します』 「な・ん・だ・そりゃああああああああッ!!!」 再び、声が枯れんばかりに絶叫。 「ちくしょおおおおっ!!止まれ、止まりやがれッ!!頼むから止まってくれぇぇぇ!!」 叫んだところで、止まるはずもなし。 ろくな説明もなく刀一本だけ渡され殺し合いに放り込まれて。 ようやくロボットを呼び出せ乗り込んだと思ったら、オートパイロットが暴走して。 操縦方法も把握できない中で唐突にスピード違反呼ばわりされ、そのペナルティが己の命…… いくらなんでも酷すぎる。理不尽どころじゃない。こんなムチャクチャな話があるか。 「こんなのアリかよ!?マニュアル、マニュア……!?」 しかし、ピンチはそれだけに留まらなかった。 「うわぁぁっ!?何だあれ!?」 空飛ぶダンの進路を遮るように聳え立つ――巨大な光の壁。 それはフィールドの東と西を繋ぐ、空間歪曲の壁。 だが今のカズマに、それが何であるかを理解できる余地などない。 自分が今どこを飛んでいるか自体把握できてないし、そもそもそれどころではない。 『速度を緩めてください。首輪が爆発します』 追い討ちをかけるかのように、無慈悲な警告メッセージが急かす。 こんな状態で、冷静な考察などできるはずがなく。 「ぶ、ぶつかる――う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 少年の悲痛な叫びと共に、空飛ぶ剣は光り輝く歪曲空間へと消えていった―― ◇ ◇ ◇ 吸い込まれそうなほどの漆黒と、気が遠くなりそうなほどの静寂。 それは宇宙の本来あるべき姿なのかもしれない。 ここが偽りの宇宙だとしても、静寂は本物と変わりはなかった。 ただ、この場所ではほんの少し前まで、確かに人が殺し合っていたのだ。 そんな悲劇すら、宇宙の静寂は容易に呑み込み埋もれさせてしまうというのか。 視線を眼下の惑星へと移す。 地球より遥かに小さなその星のあちこちで、チカチカと何かが光ったように見えた。 恐らく気のせいではないのだろう。 殺し合いは始まり、続いているのだ。今こうして大気圏上空を彷徨っている間も。 「ユウ、イツマデココニイルンダ?」 ハロの中の一体が、ユウキに馴れ馴れしく問いかけてきた。 ユウキはそれに答えず、無言のままグランヴェールを動かす。 周辺宙域の探索は終えた。ここに留まり続ける理由はもはや無い。 自分達に砲撃を仕掛け、尚且つルネを殺したであろう犯人は、既にこの場にはいない。 この宙域から速やかに離脱したか。もしくは、入れ違いで大気圏を突入して地上へ降りたか。 すぐにでも後を追いたいところだが、後者の場合だとそれは難しい。 今のユウキに大気圏突入のための手段はないのだ。 というのも、大気圏突破の際に乗っていたシャトルは、打ち上げのみの使い捨てだった。 宇宙に飛び出した時点で推進剤は底を尽き、ただの鉄の塊と化している。 もっとも、最初から片道切符を承知の上で使用したのだから、文句は言えない。 基地内のドックには、シャトルは他にもまだ何隻か残っていた。 もう少し探せば使い捨てなどではない、往復できるだけのまともなシャトルも見つかったのかもしれない。 その時は時間的にも精神的にも、暢気にシャトルの選別のできる余裕などなかったが。 いずれにせよ地上への降下が不可能である以上、宇宙を回るほか手はない。 前者の可能性に賭けると共に、大気圏突入の手段を探す。 地上に降下する手段も当然どこかに用意されているはずだ。 でなければ、成立しない。一つの『ゲーム』として。 (……ゲーム、か) 放送。首輪。禁止エリア。その他、細部まで設定されたルール。 まさに、ゲームそのものではないか。 一体何だというのだ、これは。 「元気ダセ、ユウキ」「ナニ、気ニスルコトハナイ」「サア!コンナ時コソ、ティータイムダ!」 続く沈黙に耐えかねたのか、ハロ達が徐々に喋り始める。 一応自分を慰めているつもりなのだろうか、とユウキは思った。……だが。 「マッタク、バカナ女モイタモンダ」 少なくとも、それはユウキの予想していた慰めとは違うものであることは確かだ。 そして、無意識のうちに慰めなど求めていた自分自身の弱さと甘えに気付く。 ましてや、こんな機械ごときにだ。 「コレガ、若サカ」「認メタクナーイ!」「気持チダケデ、ナニガ守レルッテイウンダ」 厳しい言葉だ。確かにルネの行動は無謀な選択だった点は否定できない。 これらが正確な状況分析ゆえの、冷徹さを保った言動というならば、責める気はない。 だが、こいつらは違う。 「ブスネーチャン、間抜ケスギルジャン」「トチ狂ッテオ友達ニナリニ行ッタノカイ!?」「ルネ、情ケナイヤツ!」 「ボウヤダカラサ」「イヤ、女ダロ」「ネェ、ポールダンスハー?」「バカバッカ」 ……嗤っている。ただ単に、彼女を馬鹿にしているだけ。 こいつらの言動は、要するにただの侮辱。死んでいった彼女に対する、最低にして最悪の行為。 「アーッハハハハハ!!」「ケヒ、ケヒヒ!ケヒャヒャヒャ!!」「ワオワオワオワオ!ウヒー!」「ガオオオオン!!」 異質な笑い声がコックピットに響く。機械的な音声による、棒読みの笑い声。 ユウキはそれに対し怒りこそ抱けど、言い返そうとはしなかった。 悪趣味なプログラムにまともに相手をしたところで無意味この上ない。 そして、それ以上に……彼女を苛立たせ、無謀な行動に走らせたのは、他ならぬ自分自身だからだ。 もし彼女が少しでも冷静さを保っていれば、こんな結果にはならなかった。 いや、自分の相手をすることに過剰なストレスを感じていなければ……と言うべきか。 醜態を晒し続ける自分に嫌気が差したという形で、彼女は飛び出していった。 仲間としての信頼も得られないどころか、考えうる限り最悪の情けない結果だ。 自分が少しでもしっかりしていれば、結果は変えられたかもしれない。 傲慢な考えと言われればそれまでだろう。 だが、人一人の命を失った後悔を、そんな理屈で簡単に抑えられるものか。 全ては、自分の失態だ。今、このハロどもに嗤われているのは、ユウキ自身なのだ。 被っていた仮面を、ユウキは脱ぎ捨てた。 多分、これが彼女を不快にさせた一番の原因だろう。 その行為に、一瞬、ハロ達が騒ぎ立てて――すぐに、沈黙した。 「いくらでも嗤うがいいさ。この無様な男を、気が済むまでな」 ハロ達は何も言わなかった。先程までのように襲ってくることもなかった。 あれは単にユウキにコスプレをさせるためだけのおふざけだったのか。 それとも、仮面を外したユウキの有無を言わさぬ迫力に気圧されたのか。 その程度の、主催者の仕組んだお遊びに屈し踊らされた自分が、余計に許せなかった。 「どうした。さっさと嗤え」 気まずい沈黙だけが場を支配する。 そんな空気をよそに、ユウキは無言でグランヴェールを飛ばし続けた。 その心に自己嫌悪だけを抱えて。 ――お前の『勇気』を信じろっ!『勇気』のままに行動しろっ! ――お前が持つ『ユウキ』の名の様に…… ――『勇気』をもてぇっ! ……。 「何が、勇気だ」 ◇ ◇ ◇ 宇宙の探索を決めたユウキが最初に向かったのは、c-3に位置するコロニーだった。 他の施設と比べて、惑星より一番近い距離にあった……それ以上の理由はない。 コロニー内部への進入は、通常からは考えられないほど速やかに行うことができた。 単純に入港手続きを始めとする、面倒なお役所仕事の一切が省かれているせいだろう。 ドック内には何もなかった。船など一隻も停められてはいない。 人気もなければ貨物も何もなく、その殺風景はほとんど廃棄コロニーのようだ。 異常さすら漂うほど何もない幾多のブロックを抜けていく。 他の誰かが進入したような形跡は無く、近辺のブロックにも人気はない。 それを確認のうえで、ユウキはグランヴェールから降りる。 足を運ぶは、宇宙港の施設内部。 あまり期待はしていないが、何らかの情報が得られるかもしれないと踏んでのことだった。 当然、あの大量のハロ達はコックピットに残したままである。 正直なところ、鬱陶しいハロどもから逃れたかったという気持ちもなかったわけではない。 そんな自身の弱さが、ユウキにはどこまでも腹立たしかった。 ユウキの足音とハロの跳ねる音だけが、通路に響き渡る。 無人ゆえに、施設内は気味が悪いほど静まり返っていた。 「マッテクレ、ユウ」 「……どこまで付いてくる気だ」 一体だけ、ユウキの言うことも聞かず付きまとってくるハロがいた。 こいつだけ、他のハロとは少し違っていた。 製造元が他と違うのだろうか。表面の材質も、他のハロと比べ微妙に違う。 じゃれ付き、あるいは嘲笑するハロ達の中で、こいつだけ反応が薄かった。 声の質も他のハロとは違う……微妙にカーラに似ているような気がした。 平坦な機械音声ゆえに、彼女を思い起こさせるまでにはとても至らないが。 「ドコ行クンダ?ティータイムカ、コウチャ?」 (……ご苦労なことだな) 盗聴。盗撮。早い話が、監視。 グランヴェールのコックピットに放り込まれていたハロ達の役割は、そんなところだろう。 自分達が反逆の意思を抱かぬようにか。もしくは、翻弄される自分を見世物にして嗤うためか。 探索を続けるユウキ。港内はどこまでも異質だった。 通常のコロニーからは考えられないほど簡略化された内部構造。 いくつか部屋を探索して回るも、どの部屋も夜逃げでもしたかのように何もない。 置かれているのは、コロニーの機能を維持するための必要最小限の設備のみのようだ。 「ユウ、コッチダ!」 不意に、後ろをついてきていたハロがユウキの前方へと飛び出した。 「!?おい、どこへ……」 ユウキの声も気にせず、ハロは先へと進んでいく 何かを見つけたのか、それとも初めからこの施設の構造を知っているのか。 やれやれと言わんばかりに、ユウキはハロを追い歩き出した。 やがて通路の一番奥まで突き当たる。そこには他とは明らかに違う、大きな扉があった。 「ドコヲ見テオル!ワシハココダ、ココニオル!」 「煩い。黙っていろ」 扉の前で騒ぐハロを黙らせ、自動ドアのボタンに手をかける。 開いていく扉。どんな事態にも対処できるよう、ユウキは神経を張り巡らせる―― (ここは……管制室か?いや……) これまで見てきた部屋とは打って変わり、機械的な空間が広がっていた。 正面の壁には複数のモニターが設置され、それぞれに映像が表示されている。 映し出されているのはコロニー内部の居住区と思われる街や、施設内の各ブロックの映像。 今しがたユウキの通ってきた通路や、ドック内に停めてあるグランヴェールまで。 コロニー内部の各所に、監視カメラが取り付けられていたのだろう。 視線を下に移動させると、数々のコンソール類やレーダー機器で占められている。 どうやら、このコロニーのあらゆる情報が、この一室に集められているようだ。 「情報統制室か……ん?なんだあれは……」 モニターの一つに、奇妙な物体が映し出されていた。 巨大な円形の、一見プールか何かと見紛うような謎のモニュメント。 あからさまに不自然で場違いなものが、コロニーの居住区のど真ん中に設置されていた。 ユウキは中央のデスクの上に用意された端末を起動させる。 モニュメントの詳細を、そしてこのコロニーの全貌を探るために。 コンピュータは新西暦のものと技術的には然程変わらず、ユウキにも難なく扱うことはできた。 ――『Universal Network』 ――ようこそ、『UN』の世界へ。 「UN……だと?」 画面に文字が表示される。この情報端末、もしくはシステムの名称だろうか。 コンソールを叩き、さらに情報を展開・閲覧していく。 (これは……インター、いやイントラネットの類か) どうやら、UNはこの会場内に複数設置され、その中において情報の共有ができるらしい。 21世紀初頭のインターネットさながらの、書き込み可能な掲示板まで用意されている。 画面に会場の地図を表示させる。宇宙と地上、二つの地図の中にはいくつかの光点が浮かんでいた。 この光点が、UNの設置された場所を表しているらしい。 宇宙エリアでは、一際大きなカーソルがc-3のコロニーに固定されていた。 今ユウキがいるこのコロニーだ。他にも、a-3の資源衛星で光が点灯している。 地上エリアにも、地上では北西の月基地や南西の街エリアなど、主だった施設に設置されているようだ。 先程までユウキがいた北東の巨大基地施設にも、当然のように光が点灯していた。 さらに、UN内の情報を洗う。 程なくして、ユウキは目当ての情報に辿り着いた。 モニターに今も表示されたままの、居住区の巨大モニュメントの詳細だ。 (空間転移、だと……?) 空間転移装置。あのゲートの中に入ることで、特定の場所へと転移することができるらしい。 B-1とa-1コロニーで、A-6とa-3の資源衛星、そしてG-7とこのc-3コロニーが繋がっているとのことだ。 これが、地上と宇宙を繋ぐ移動手段の一つということか。しかし。 (何だこの技術は……これは本当にシャドウミラーの技術か……?) 目の前の、システムXNとはまた違う転移技術に、ユウキは疑問を抱かずにはいられなかった。 ……何かがおかしい。シャドウミラーにしては、力がありすぎる。 レプリ地球……この会場を造る技術にしても、だ。どこで彼らはこれほどの力を得たというのか。 もっと言うなら、彼らは何のためにこのバトルロワイアルを―― 「ん?お前、何をやっている?」 傍らのハロの不審な行動に気付き、ユウキは思考を中断する。 ハロはそのボディに取り付けた一本のコードを介し、UNの端末に接続していた。 「おい――!?」 ユウキが疑問を口にするより早く、モニターに新たなメッセージが表示された。 『データをインストール中』 『データを更新中』 「インストールだと……?一体何を……」 『よくここまで辿り着きました。まずは、おめでとうございます』 続いてUNから流れ出た、女の声。 聞き覚えのあるその声に、ユウキは耳を疑った。 聞き間違えるはずがない……しかし、彼女の声であるはずがない。 彼女はシャドウミラーを離反した。今は新教導隊の一員として、新たな生き方を歩みだしたはずだ。 「ラミア!?ラミアなのか!?」 思わずUNに向かって呼びかけていた。 しかし、ラミアらしき音声は構わず説明を続ける。 『ご機嫌はいかがでしょうか。 これより、あなたに支給された小型ロボット『ハロ』の機能の追加説明を致します』 (ラミア……?いや違う、これは……) あらかじめ録音されたメッセージなのか、ユウキの声は届かないようだ。 それにしても、この音声はユウキの知るラミアの声とはかけ離れていた。 事務的で人間味もなく、人形のようにただ淡々と語るだけ。言語機能も正常だ。 ラミアの――W17の音声のみを使用している、ということなのだろうか。 彼女の人造人間という出自を考えれば、説明はつく。気分のいいものではないが。 『あなたは非常に運がいい。ハロは、ゲームを有利に進めるための大きな力となるでしょう。 このUNと併用することによって』 ユウキは視線をハロに移す。 『このハロには、様々な機能が備わっています。 ナビゲーション、音声や映像の記録、口から噴出されるシャボンに映像を映し出すなど…… それらの基本性能に加え、今回レモン様が新たな改造を施しております』 (レモン……レモン・ブロウニングか。やはり彼女も……) メッセージの中に含まれた名前に、自然と表情が険しくなる。 ヴィンデル・マウザーが生きていたのだ、彼女が同様に生きていたとしても不思議ではない。 そんな彼女の手が加えられたハロ……恐らく、ろくな代物ではあるまい。 『ハロとUNを接続させることで、バトルロワイアルにおける特殊なデータの閲覧が可能となります』 (特殊なデータ……だと?) 『あなたに支給されたハロの中では、バトルロワイアルにおける様々なデータが、常に更新され続けています。 それらは通常手段では閲覧不可能。UNと繋ぎ、そのモニター画面を介して初めて閲覧可能となります』 モニターを凝視し、黙って声に耳を傾けるユウキ。 どうやら支給されたハロは単なる邪魔な置物ではない。 このバトルロワイアルのあらゆる情報が詰め込まれた、データバンク。 そして同時に――恐らくは殺し合いをさらに進行させるための、煽動アイテム。 『ただし、現時点で閲覧可能なデータは一つだけです。 放送を跨ぐごとにロックが外れ、閲覧できるデータが追加されていきます。 放送ごとに、ハロをUNに接続させることをお勧めします』 随分と手の込んだ真似をすると、ユウキは訝しんだ。 まるで、自分達の一挙一動を楽しんでいるのではないか。 そう思わせるほどの『遊び』が含まれすぎている。あの大量のハロ達や紅茶セットにしてもそうだ。 『説明は以上です。このハロを活用することで、生存確率は大きく上昇するでしょう。 ご武運をお祈りします。なお、このメッセージは自動的に消滅します。では』 一方的に言うだけ言って、メッセージは終了した。 一体どんなデータがこのハロの中に入っているというのか。 殺人を煽動させるための、危険な情報が入っている可能性がある。 何が起きても動じないよう、気を引き締めた上で閲覧に臨まねばならない。 息を呑みつつ、ハロの中の特殊データを、UNの画面上に展開させる―― ――『マーダーランキング』 表示された内容に、ユウキは絶句した。 拳が握られ、小刻みに震えを走らせる。 ――『一日目10 00までのデータです。4時間置きにデータは更新。次回更新は14 00』 マーダー……殺人者。 このバトルロワイアルで、人を殺した者達のランキング。 そのタイトル通りの内容が、UNのモニターに展開された。 順位をつける基準は――殺した人数。 殺害数をスコアと称し、多い順に参加者の名前が羅列される。 その中にはアギーハやウォーダンといった、ユウキが危険視していた人間の名もあった。 たった4時間のデータとは思えないほど多くの名が、そこに連ねられていた。 部屋の中に鈍い音が響いた。 ユウキは、その両の拳をデスクに叩きつけていた。 データを見て、彼の中の怒りは頂点に達した。 ……この『マーダーランキング』とやらが真実だとすれば、だ。 既に現時点で20人近い数、総参加者の2割以上の数の死者が出ていることがわかる。 まさか、ここまで早く殺し合いが進行しているとは……絶望的状況をユウキは感じ取っていた。 このデータが真実であるという証拠はない。だが、出鱈目であるという証拠もない。 多分、それでいいのだ。この機能のもう一つの目的を考えるなら。 要するに、見た者に疑心暗鬼に陥らせようというのだ。 確かに、このデータにより殺人を犯した人物を事前に把握することで、有利にはなるだろう。 だが同時に、必要以上の疑心と警戒心を植えつけられることにもなる。 ランキング入りした名前の人間に対し、今ユウキは確かに警戒の念を抱いた。 それは紛れもない事実。一度根付いたその感情は、今後も漠然と心の中に残り続けるだろう。 ここに羅列された者全てが、殺し合いに乗った凶悪殺人者であるとは限らない。 恐怖に駆られ過ちを犯してしまった者や、正当防衛で已む無く殺さざるを得なくなった者などもいるかもしれない。 そんな者達も一括りにまとめて、何らかのフィルターをかけて見てしまう恐れがある。 無意識のうちにだ。どれほど割り切ろうが、これを完全に取っ払うことは難しい。 この中に、ルネを殺した人間がいることを考えれば、尚更だ。 そして、そんな理屈以上に……何よりも。 人の命をスコアと称して、殺した数で順位付けしようなどと。 その行為そのものが許せない。こいつらは、人の命を何だと思っているのか。 ユウキは思わず、激情に身を任せハロを蹴り飛ばしていた。 繋がっていた接続コードが抜け、ハロとUNの接続が切れる。同時にモニターからランキング情報が消えた。 「イタイゾ、ユウ」 ハロからの抗議を意にも介さず。ユウキはかつて見た事の無いほどの怒りの形相で、拳を壁に叩きつけた。 通常の彼からは考え難い、乱暴な行動だった。それだけの怒りに、彼は打ち震えていた。 「これがお前達のやり方か」 常に冷静であることを心がけていた。だが、それにも限度はある。 このやり口を見て何の憤りも感じないというなら、もはや人間の思考ではない。 そしてそれを実行する奴らは、それ以下だ。 「こんなものが、お前達の望んだ世界か!!ヴィンデル・マウザー!!」 盗聴なり何なりで、ユウキの声は聞こえているはずだ。 彼らがユウキ一人の声に耳を傾けるとは思えない。 だが、それでも怒りをぶち撒けずには、叫ばずにはいられなかった。 闘争を日常とする世界、それを理想として掲げたシャドウミラー。 殺し合い、命が失われることの悲惨さと残酷さ……それらを軽視した、まさしく愚の骨頂。 平和の中で腐敗した人間だからこそ辿り着く、おめでたい妄想だ。 だがそんな馬鹿げた理想でも、現状を憂い、変えようとしていたという点だけは認めてもいい。 しかし、だ。 今のシャドウミラーは、それすらも遥かに下回る。 「こんなくだらないお遊びのために、お前達は戦っていたのか……! 地球圏を戦いに巻き込んで、お前達のやりたかったことがこれかッ……!!」 そもそも、おかしい。この殺し合いが、彼らの理想とどういう関係がある? たかだか70人を殺し合わせたところで、何がどうなるというのだ。 ここで自分達が殺しあって、世界が変わるのか。 それとも、まさかここで殺し合う自分達の姿を証拠に、正当化でもするつもりか。 シャドウミラーの理念は正しいと。俺達が殺し合う姿を晒して、間違ってないとでも主張する気か。 馬鹿か。安っぽい自己満足にも程がある。 これは、ゲームだ。連中は遊んでいるのだ。 自分達が殺し合い、疑い合い、死んでいく姿をただ楽しむだけのゲーム。 他にどんな理由がある?ただ殺し合わせるだけなら、他に簡単な方法などいくらでもあるはずだ。 詳細まで固められたルールも、UNやハロにしても、全てはそれを助長し楽しむための要素。 仮に他の理由があるにしても……知ろうとも思わない。知りたくもない。 ここまでふざけた手段を選んだ時点で、一欠片の同調の余地などない。 堕ちるところまで堕ちたのだ、この連中は。 ――許せない。シャドウミラーの非道は、断じて許すことはできない。 ……それだけだ。今はそれ以上は、何もできない。 シャドウミラー以上に、ユウキは自分自身が許せなかった。 これだけの非道を前に何もできず、ただ踊らされるだけでしかない。 どれほど怒りを叫んだところで、負け犬の遠吠えに他ならない。 たった5時間で20人弱が死んだ。3時間後の放送時には、さらに増えている可能性もある。 少しでも戦いを止めるべく奔走しなければならないだろうに。 その中のたった一つの命すら、死を止めることはできなかった。 それも見限られ先走らせた結果という、これ以上ないほどの情けない形でだ。 今のユウキの中に蠢くのは、絶望感と、途方も無い自己嫌悪。 ……彼らならどうするのだろうか。 ソルダートJは。ソール11遊星主と戦い抜いたという、最強の勇者ロボ軍団達は。 彼らの話は、ルネとの情報交換の際に聞かされている。 その時だけ、彼女はその仲間達のことを、どこか誇らしげに語っていたような気がした。 ほんの少しだけ。恐らくルネ本人も自覚はなかったのだろうが。 地球追放という憂き目に遭いつつも、最後まで戦い抜いた彼らなら。 きっとここでも、迷うことなく彼女の遺志を受け継ぎ、戦い抜くのだろう。 それに比べて、今の俺の有様は何だ。 ――……『勇気』を託したぞ! 今の俺には、まだ足りない。 『勇気』を託されるだけの『勇気』が。 ◇ ◇ ◇ グランヴェールに戻ったユウキは、そのまま機体を居住区へと移動させる。 そこには、通常のスペースコロニーと何ら変わらぬ街並が広がっていた。 コロニーとしては規模が小さい。グランヴェールを使えば数時間で街を一巡できるだろう。 かといって、暢気に物見遊山に時間を費やす余裕など無い。 既に街の詳細は先の情報室で確認済みだ。中央部にある空間転移装置以外に、目ぼしい施設はない。 ただ街という舞台をただ設置するためだけに、このコロニーは存在しているのかもしれない。 改めてその目と肌で実感する。この世界の異常さを。 空間転移装置の前に立つグランヴェール。 UNの情報が正しければ、ここに足を踏み入れることで、地上のG-7エリアに転移されるはずだ。 空気を読んでいるのかどうかは知らないが、ハロ達はやはり静かなままだ。 そのおかげというわけでもないが、ユウキも決意をまとめることができた。 ――勇気、か。 先程脱ぎ捨てた、ソルダートJの仮面を手に取った。 かけがえのない仲間の真似事をしながら醜態を晒せば、ルネが怒るのも当然か。 ――すまない。だが、もう少しだけ……怒りを買わせて貰う。 心の中でユウキは詫びを入れて。 再び、ソルダートJの仮面を被り直した。 ハロ達が襲ってこなくなった以上、その格好を続ける意味などないにも拘らず。 「ドウシタ、ユウキ?」 「……違う」 一言、ハロに言い直させた。 「ユウキ・ジェグナンの名は、今しばらく封印する」 自分自身が情けなく、許せなかった。 今のままでは、合わせる顔がない。 死んだルネにも。彼女の仲間達にも。そしてカーラを初めとする、自分の仲間達にもだ。 ただ己の無力さに途方に暮れ、怒り散らすだけの今の自分が、許せなかった。 こんな無様な姿では、ルネの託した勇気に応えられない。 ユウキ・ジェグナンの名は重過ぎる。 だから。 無様な顔を、仮面で隠した。 己の名を、封印した。 「俺のことは……しばらくは、Jと呼べ」 そして彼は、被った仮面の戦士の名の一文字を借りることにした。 誇り高き空の戦士の一部を。 この姿と名……そして勇気を、彼に借りる。 「……マジ?」 「本気だ。そして彼の一部を借りた以上、俺は彼の勇気に傷をつけるつもりはない。 俺はこの仮面に誓う……自分自身の名に恥じない強さを得ると」 ソルダートJの一部を借りた以上、もう無様な姿を晒すことはしない。 どんな困難が立ち塞がろうとも、持てる勇気の全てをもって乗り越えてみせる。 ――それは誓いであると同時に、戒めでもあった。 「タトエ鎧ヲ纏オウト、心ノ弱サハ守レナイノダ」 「ああ……わかっているつもりだ」 ハロの容赦ない言葉に、静かに頷く。 その通りだ。今の自分の行為は、傍から見れば逃避とすら受け取られるかもしれない。 だが、このまま逃げ続ける気などない。必ず、自分の名を取り戻す。 「コレダケカッコツケテ、次ノ戦イデ死ンダラ話ニナラナイゾ」 「生き延びてやるさ。そして、俺は――」 ましてや死ぬ気など微塵もない。ルネに託されたものを、その勇気を、無駄になどさせない。 「イイダロウ。オマエノ戦イ、見届ケテヤル」 「ああ、好きにしろ。そして、連中に見せ付けてやるがいいさ」 強くなってみせる。強くならなければならない。 彼女に託された勇気を受け継げるだけの強さを。 勇気ある誓いを果たせるだけの、己の名に恥じない強さを。 バトルロワイアルの戦いの中で必ず、この手に掴む。 自分自身の名を、誇りを持って名乗れるようになった時、この仮面を外そう。 それまで暫しの間、あなたの勇気を貸してくれ。ソルダートJよ―― 「ヴィンデル・マウザー!!」 ユウキは叫んだ。 この戦いを見ているであろう、悪しき存在達に。 「貴様らの目論見は必ず打ち砕く……」 この遠吠えを聞いているなら、その耳に刻み込んでおけ。 今の俺の無様な姿を見ているなら、その目に焼き付けろ。 「『ユウキ・ジェグナン』が、必ず打ち砕く!!!」 グランヴェールの瞳が光る。 まるで彼の怒りに、その心に燃え盛る『炎』に呼応したかのように。 ◇ ◇ ◇ ――それで、あれからどうなったのか、自分でも覚えていない。 高速で飛び続けるダン・オブ・サーズデイをなんとか止めよう四苦八苦して。 それで、目の前を光の壁が遮ってて。ぶつかりそうになって。 その手の刀を強く握り締めて。それから―― ……記憶がはっきりしない。無我夢中だったもんだから、よく覚えていない。 代わりに、懐かしい顔が頭の中に走馬灯のように流れてくる。 シホミ姉、チイ姉、ミヒロ、ホリス、ガレント、キャレット……親父。 畜生、これじゃまるで…… ……あれ?待てよ。こんなこと考えられる余裕があるって事は、首輪は爆発しなかったのか? もしかして、俺は助かったのか?ダンを止めることに成功したんだろうか。 それとも……実はここは死後の世界だったりするんだろうか。 その前にあの光の壁は何だったんだ?まさかあの世への入り口だったとか、そういうオチは…… 「……い!生き……か!?」 何かが聞こえてくる。 聞いたことのない声。誰かが、俺のことを呼んでいるらしい。 「しっ……りしろ!おい!」 その声に手繰り寄せられるかのように――俺の意識は覚醒した。 「ハロ!オメザメ、オメザメ!」 「おい、大丈夫か!?」 目の前には…… ……おかしな仮面を被った変な奴と、謎の丸い物体。 「……へ?」 えらく間の抜けた響きの第一声が、俺の口から出ていた。 「大丈夫か、起き上がれるか」 「え……あ、ああ……」 「心配するな、俺は殺し合いに乗るつもりはない」 ……どうも、状況が把握できない。わかるのは、自分が生きていることだけ。 ここはどこなんだ?一体、何がどうなっているんだ?あれから俺はどうなった? この怪しい仮面男の言葉から、殺し合いはまだ続いているらしい。 ダメだ、考えがまとまらない。 落ち着け……とりあえず目の前の疑問から一つずつ片付けていかなきゃ。 「あんた、一体……」 「俺は……今は、Jと名乗っている」 「……は?J?何だそれ?」 「名簿にはユウキ・ジェグナンで記載されている。だが、理由あって今はその名を封じた……」 「え?え?」 「この島に来てすぐ、海岸に流れ着いていたお前を発見したんだ。それで……」 説明してくれてるところ悪いけど、俺の疑問は別の所にいっちまってた。 ユウキ……いやJか。……Jって何だ?こんな仮面被って、何をふざけてるんだ一体? 仮面で顔はわからないけど、見た感じ俺と同年代か少し上くらいか。 でも、なんていうか……こいつ見てると、俺の古傷がズキンと痛むというか…… ……なんか嫌な予感がしてきた。ちょっと、思い切って聞いてみる。 「な、なぁ……その仮面何なんだ……?それにJって……」 「……すまない、この仮面は今は外すことはできない」 そう言って、Jはコックピットの外へと視線を向ける。 何やら遠い目をしているようだ。仮面で目元は見えないけど。 「……一つの死を止めることができなかった男がいた。 男は己の不甲斐なさを嘆きつつも、強くなりたいと願った」 何か語りだした。しかも何だ、俺にとっても身に覚えのあるような…… な、なぜだ。なんか急に胃が痛く…… 「この仮面と名は、その誓いであり、その弱い男のけじめでもある……そういうことだ。 俺は託された遺志を受け継げるようになるまで、仮面を取るわけにはいかない」 「そ、そうですか」 「すまないな。……ん?どうした?」 頭を抱え込んでる俺に向かって、Jが不思議そうに問いかけてきた。 ……Jさん、すまねぇ。 俺はあんたと会ったばかりだし、あんたが俺と会う前に何があったかは知らない。 だから、あんたのその行動が、本気の決意を込めた上でのものだったら、ほんとに申し訳ないんだけど。 偽名。妙にスカしたその態度。それに加えて、この人の場合は謎の仮面もだ。 なんか……そのノリというか流れというか、思い出すんだよ。 中二的というか、その……ちょっと前までの俺を…… ……。 う あ あ あ あ あ あ あ あ あ 。 古傷が、古傷が抉られる……orz 【ユウキ・ジェグナン 搭乗機体:グランヴェール(魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL)withハロ軍団 パイロット状態:強い決意。ソルダートJのコスプレ 機体状態:損傷なし、ただしコクピット内がハロで埋め尽くされている 現在位置:G-7 第一行動方針:カズマの救助 第二行動方針:仲間を集め(タスク、ヴィレッタ、ギリアム優先)、脱出方法を模索 第三行動方針:己の名に恥じない勇気と強さを得る 最終行動方針:『ユウキ・ジェグナン』として、打倒主催 備考:グランヴェールはハイ・ファミリア使用不可能。 紅茶セット一式を所持 備考2:自分が立つ惑星がMAP規模程度しかない小惑星と認識。MAPの端と端は繋がっている、 もとい小惑星とその周辺宙域のMAPを支給されたと認識。 備考3:ハロ軍団(@ガンダムSEED)の中に一体、ウッソのハロ(@Vガンダム)が混じっています。 UNと繋ぐことで、特殊データの閲覧が可能。 備考4:10時時点でのマーダーランキングの情報を得ました】 【カズマ・アーディガン 搭乗機体:ダン・オブ・サーズデイ剣形態@ガン×ソード パイロット状況:トラウマ刺激。背中に打撲、疲労(大)、ヴァンの蛮刀を所持 機体状態:損傷なし 現在位置:G-7 第一行動方針:とりあえず現状の確認。あとこの人なんとかして。 第二行動方針:どうにかプルを止めたい 最終行動方針:殺し合いには乗らずに主催者を打倒する ※宇宙へ転移する装置の情報を得ました。 また主催者の影にデータベースがいるかもしれないと考えています ※参戦時期は第二部、カイト以後です。 ※会場の各施設に、UNが設置されていることが判明しました。 UN内のデータは全ての端末において共有されます。 ※ウッソのハロ@VガンダムをUNに接続することで、ハロ内部の特殊データが閲覧できます。 現在『マーダーランキング』のみ閲覧可能。放送ごとに、閲覧項目が追加される予定。 その頃、カズマを救助に出て操縦者不在中の、グランヴェールのコックピットでは。 「オ、オイ……ドウスルヨ、オレタチ」 「ナンカ前回カラ空気ダゾ……」 「変ニシリアスニナッチマッテ、絡ミ辛イッタラナイゼ」 「ドウシテコウナッタ!」「ミトメタクナーイ!」 「テイウカ、ナンデアノ余所者ノハロバッカリ目立ッテヤガルンダ!」 ハロ達が空気化に嘆いていた。 【一日目 12 00】 BACK NEXT 069 紅ノ墓標 投下順 071 飛び上がれガンバスター! 063 強さの理由 時系列順 072 天使祝詞 BACK 登場キャラ NEXT 049 勇気~きぼう ユウキ・ジェグナン 078 青春劇場 052 強さの在処、心の在処 カズマ・アーディガン 078 青春劇場
https://w.atwiki.jp/morizaru/pages/341.html
施川ユウキ せがわゆうき segawa yuuki 本名 生年月日 血液型 出身地 デビュー年 デビュー作 HP ブログ SNS 単行本 タイトル タイトル(カナ) タイトル(副題) 出版社 発売日 発行日 サイズ 巻数 備考 ※発売日・発行日は第1巻のもの 連載 タイトル タイトル(カナ) タイトル(副題) 連載雑誌 出版社 連載開始 連載終了 備考 がんばれ酢めし疑獄!! 週刊少年チャンピオン 秋田書店 読切 タイトル タイトル(カナ) タイトル(副題) 連載雑誌 出版社 開始 終了 備考 ※開始・終了は複数回の場合
https://w.atwiki.jp/mousouyomi/pages/282.html
▲【自動車の壁】 ◆66(怪物の壁) >ミラージュ・フォン・ブラウン=弱すぎて戦力に入れてもらえなかった人>体温1万度の成人男性>若林寸三 >少年ガンガン>どこかでみた道具、二>檜山しんご>ステファン=ロード>暗殺者田中>123456789 >A・クリストファー>狙撃王=たまごばくだん=マンティコア>見習い女性太刀使い>虐殺モララー >巨大なゾウリムシ>夢崎東花>神楽みれい>斑目が描いたキャラ>性戦士ユウキ>ガラパゴス超オオガメ >安田高男=金森さん=池谷田吾作>スミス>光のモヤみたいなもの>GHOST>レオナール=レオンハルト ▼【軍人の壁】 【作品名】性戦士ユウキ 【妄想属性】web官能小説 【名前】性戦士ユウキ 【属性】ショタ 【大きさ】小学生男子並み 【攻撃力】達人並み 【防御力】達人並み 【素早さ】達人並み、反応速度は0,13秒 【特殊能力】体内(血管?)に仕込まれたナノマシンを自在に操る。 ヒュプノアイ:睨みつけることにより、相手の全身の筋肉を弛緩させて金縛りに追い込む。 ホーリーシャワー:ただの尿だが、かけることによって相手を自在にコントロールすることが可能。 精神支配ではなく、ドフラミンゴのような強制肉体操作に近い。 性行:精液を流し込んだり飲ませたりすることで、相手を支配下に置くことが可能。 【長所】ショタ顔 【短所】それは正義じゃない、性戯だ 【戦法】初手ヒュプノアイ。男なら放尿、女なら犯して降参させる。 相手が人外だったら普通に戦う。 【備考】原文[18禁]:http //oneshota.blog38.fc2.com/blog-category-3.html 603 :KoroSK ◆dEZ0De.XXc :2012/12/28(金) 01 25 51.16 ID stM9KdfU 性戦士ユウキ考察 肉弾戦もなかなか強く、それ以上にヒュプノアイが強い。 達人並のスペックなので、拳銃相手でも構えるよりも睨みつけるほうが早いだろう。 軍人の壁から上を見ていく。 ○ドイツ軍兵士 睨みつけて勝ちシンガンを持った軍人 睨みつけて勝ち ○小田原新菜 睨みつけて勝ち ×マドラックス 銃殺負け ×?ろっくめ~ん 筋肉あるのか? あれば勝てるが、あるようには思えない ○鴨ネギ 睨みつけて勝ち ○虹色の大蛇 睨みつけて勝ち ○ティラノサウルス 睨みつけて勝ち ○鮫 睨みつけて勝ち ○ライオン丸G 睨みつけて勝ち ×湊川原人 一人睨みつける間に突撃されるだろう。その後も人数差で負け ×ファクシミリアム 機械のため無理 ×月島詩織 睨みつける前に近寄られて斬られるだろう ○ネメアのライオン 睨みつけて勝ち 更に上を見る ○レオナール=レオンハルト 睨みつけて勝ち ○?GHOST ヒュプノアイは物理攻撃じゃなさそう? 睨みつけて勝てそう ○?光のモヤみたいなもの 実体あるのだろうか? GHOSTと一緒 ×スミス 筋肉はないだろう。負け ○安田高男 睨みつけて勝ち ○金森さん 睨みつけて勝ち ○池谷田吾作 睨みつけて勝ち ○ガラパゴス超オオガメ 睨みつけて勝ち ×斑目が描いたキャラ 人数の関係上、一人を睨みつけてる間に焼き殺される ×神楽みれい 魅了負け ○夢崎東花 睨みつけて勝ち ×?巨大なゾウリムシ 筋肉はないか? ホーリーシャワーも当たる前に轢き殺されそう ×虐殺モララー 見つける前に銃殺されるか? ×マンティコア 猫科だし、こちらが反応するよりも前に毒針でやられるか? ×たまごばくだん 爆発負け ×狙撃王 睨みつける前に斬られて負けるか。しかし剣豪なのに狙撃とはどういうことだってばよ 負けが多くなってきたし、これ以上は厳しいか? 斑目が描いたキャラ > 性戦士ユウキ > ガラパゴス超オオガメ
https://w.atwiki.jp/s_irogi/pages/25.html
【青系】COSMO(コスモ) @zumi_pixiv
https://w.atwiki.jp/ajikan/pages/22.html
ユウキとは 27歳のロリコン。 てきとーにありそうなアドを打ったら出会ってしまた 「ネットやめたら?」と、可笑しなことを言う。
https://w.atwiki.jp/irarchive/pages/1483.html
サイト ホームページ(コスモ石) IRサイト(コスモ石) CSRサイト(コスモ石) 各種ツール 事業報告書(コスモ石) アニュアルレポート(コスモ石) CSRレポート(コスモ石) 総会通知(コスモ石) 有価証券報告書(コスモ石) 決算短信(コスモ石) 中期経営計画(コスモ石) その他資料(コスモ石) 戻る
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/2689.html
【作品名】性戦士ユウキ 【妄想属性】web官能小説 【名前】性戦士ユウキ 【属性】ショタ 【大きさ】小学生男子並み 【攻撃力】達人並み 【防御力】達人並み 【素早さ】達人並み、反応速度は0,13秒 【特殊能力】体内(血管?)に仕込まれたナノマシンを自在に操る。 ヒュプノアイ:睨みつけることにより、相手の全身の筋肉を弛緩させて金縛りに追い込む。 ホーリーシャワー:ただの尿だが、かけることによって相手を自在にコントロールすることが可能。 精神支配ではなく、ドフラミンゴのような強制肉体操作に近い。 性行:精液を流し込んだり飲ませたりすることで、相手を支配下に置くことが可能。 【長所】ショタ顔 【短所】それは正義じゃない、性戯だ 【戦法】初手ヒュプノアイ。男なら放尿、女なら犯して降参させる。 相手が人外だったら普通に戦う。 【備考】原文[18禁]:http //oneshota.blog38.fc2.com/blog-category-3.html 603 :KoroSK ◆dEZ0De.XXc :2012/12/28(金) 01 25 51.16 ID stM9KdfU 性戦士ユウキ考察 肉弾戦もなかなか強く、それ以上にヒュプノアイが強い。 達人並のスペックなので、拳銃相手でも構えるよりも睨みつけるほうが早いだろう。 軍人の壁から上を見ていく。 ○ドイツ軍兵士 睨みつけて勝ちシンガンを持った軍人 睨みつけて勝ち ○小田原新菜 睨みつけて勝ち ×マドラックス 銃殺負け ×?ろっくめ~ん 筋肉あるのか? あれば勝てるが、あるようには思えない ○鴨ネギ 睨みつけて勝ち ○虹色の大蛇 睨みつけて勝ち ○ティラノサウルス 睨みつけて勝ち ○鮫 睨みつけて勝ち ○ライオン丸G 睨みつけて勝ち ×湊川原人 一人睨みつける間に突撃されるだろう。その後も人数差で負け ×ファクシミリアム 機械のため無理 ×月島詩織 睨みつける前に近寄られて斬られるだろう ○ネメアのライオン 睨みつけて勝ち 更に上を見る ○レオナール=レオンハルト 睨みつけて勝ち ○?GHOST ヒュプノアイは物理攻撃じゃなさそう? 睨みつけて勝てそう ○?光のモヤみたいなもの 実体あるのだろうか? GHOSTと一緒 ×スミス 筋肉はないだろう。負け ○安田高男 睨みつけて勝ち ○金森さん 睨みつけて勝ち ○池谷田吾作 睨みつけて勝ち ○ガラパゴス超オオガメ 睨みつけて勝ち ×斑目が描いたキャラ 人数の関係上、一人を睨みつけてる間に焼き殺される ×神楽みれい 魅了負け ○夢崎東花 睨みつけて勝ち ×?巨大なゾウリムシ 筋肉はないか? ホーリーシャワーも当たる前に轢き殺されそう ×虐殺モララー 見つける前に銃殺されるか? ×マンティコア 猫科だし、こちらが反応するよりも前に毒針でやられるか? ×たまごばくだん 爆発負け ×狙撃王 睨みつける前に斬られて負けるか。しかし剣豪なのに狙撃とはどういうことだってばよ 負けが多くなってきたし、これ以上は厳しいか? 斑目が描いたキャラ > 性戦士ユウキ > ガラパゴス超オオガメ
https://w.atwiki.jp/dactiltoeb/pages/553.html
コスモ ステータス コードネーム クラス 装備 建国暦 紹介
https://w.atwiki.jp/mahjong_comic/pages/202.html
施川ユウキ(しかわ-) 略歴 1977年11月28日生まれ。静岡県出身。男性。 作品 ツモっ子どうぶつの森 麻雀漫画以外の作品 がんばれ酢めし疑獄!! サナギさん 12月生まれの少年